今日は白いモクレンの咲く家を思う日
毎朝、駅に向かう道の角に
ひっそり建っていた白いモクレンの家
2ヶ月程前から片付けが始まっていた
築ウン十年の古いお家
お庭も決してきれいとは言いがたいが
いつも、春先にお庭の片隅で咲いていた
白いモクレンの花
小さなお家には不似合いな程
大きくて立派なモクレンの木
あの白い花を見ると..春が来たと実感できた花
それが根こそぎなくなっていた。
そのお家に住んでいた、おばあちゃん
脳梗塞の後遺症をかかえる旦那さんの
面倒をみながら、
猫とひっそりと暮らしていた。
二階の窓の外には猫の階段があったなぁ
おばあちゃんの身の上に、
なにがあったのかはしる術もないが
町の景色は劇的に変わってしまった。
人が町並みを作っているんだと実感させられた