海のたまご

身辺のこもごも。

今日は庄屋山田家を訪ねた日


今日は正確には昨日は


大阪の泉南市にある山田家という


豪農の屋敷を見学させて頂いた。



本当は藤まつりが目的で泉南市まで


足を運んだのだが、残念ながら


先週末頃が満開で今日は見頃は過ぎていた。



それでも泉南市の方々おもてなしの心と


まつり運営の仕方には感心させられた。


無料駐車場や地図の配布から


会場(なんと個人宅だった!)での


ボランティアの方々のぜんざいや


お土産物の販売などなど


会場のポストに住所・氏名を書いて投函すれば


来年、藤の見頃のお知らせが届く


画期的なサービスもあったり...



ひとしきり藤の花を観た後に


せっかく、ここまで来たので


もう一箇所観光してから帰ろうと思い


街をぶらぶら歩いてJR新家駅近くの


山田家という江戸時代の庄屋の屋敷に行った。


ラッキーな事に公開日に当たっていて


ボランティアさんの説明で


小一時間、屋敷を案内して頂いた。



まず入り口が全部で5つ


お侍用、家来用、年貢を納める百姓用、


商人用、お勝手口


士農工商の身分制度を肌で感じた。



そのお勝手口を入ると


土間にある大きな井戸にびっくり


今も現役だそうだ。


井戸の辺りの床はわずかに傾斜があり


水が流れるようになっていた。


そのとなりには、大きなかまど。


氷を直接入れるタイプの初期の冷蔵庫も。


使用人が多かった証拠のような


大きなヤカン。一体何リットル入るのかなぁ


とても1人では持ち上げられない程の大きさ!



そして座敷には時代劇でお馴染みの十手も!


火縄銃や見上げると色んな種類の槍が


天井から吊り下げられていた。


中の間には初めて見る和時計があり


今も時を子丑寅と刻んでいた。


行燈があったり、豪華なお弁当箱があったり


ボランティアさんの説明に引き込まれ


コシノジュンコさんに似たかんじの


当主さんの豪快な笑い声に見送られて


屋敷を後にする頃には間違いなく山田家見学が


今日のメイン・イベントになっていた!