海のたまご

身辺のこもごも。

今日は生命の輝きを見た日


今日は部活帰りの息子を誘って

家族三人で蛍を見に出かけた。


息子が2才の頃から

川遊び→夜のピクニック→蛍

のコースで来ていた渓谷


昔、偶然に小さな手のひらにとまった蛍を

大事そうに見つめていた息子は

全くこの渓谷の事を覚えてなかった...


確か、最後に来たのは息子が小5くらいだろうか?

えっ、覚えてないの?

夫婦でがっくりと首を垂れていたら


川を見るなり、「あぁ!ここか〜」

河原に降りる小さな坂道に

カジカガエルの声を聴き

思い出の引き出しが開いたようだ。


暗くなり始めた空を見上げながら

夕飯を食べていると

緑がかった光が一つ二つと飛び交い始めた


段々と増えていく光の点滅

なんだか心臓の鼓動にシンクロしている様な

不思議な感覚。


成虫になってから1週間も生きられない蛍

片や平均寿命が80才を超える私たち

だが明日のことは誰にもわからない。

確かなものは今この時間だけだ。


大きな時の流れの中では

私たち人間も蛍の様なものかもしれない。

あの緑がかった光が

私たちの生命の光のようにも思えてくる。


今、生きているこの瞬間を感謝して

この時を大切な人たちと分かち合いたい。

そして、命を輝かせよう!