仕事が終わって会社を出たところで

息子からラインが入って来た

「家の鍵を忘れたから早く帰って来て。

家に入れない💦」って

空は雨模様

駅で待ち合わせることにした

夕飯の買い物もそこそこに

家路に着いた...へへへ、久しぶり。

早く帰って来てなんて、息子に言われたの。

駅に着くとぼ〜っと疲れた顔の息子。

自販機でジュースを買ってやると

現金スマイルが浮かんだ

持っていた買い物袋を持たせて

駅から家まで並んで歩いた

この感じも久しぶり

この前に並んで夜道を2人で歩いた時は

息子はランドセルを背負ってたなぁ

手もつないでいたなぁ

並んで歩いていると

今日1日の出来事を

問わず語りに..ぽつり...ぽつりと

話してくれた

帰り道のぽつぽつ会話で

真っ黒だった胸の中に

ぼんやりと灯りがともった

やっぱり君の母で良かった！

平日は何時も1日置きに田舎に住む母に

電話をする事にしている。

高血圧と糖尿の持病を持つ母ゆえ

電話で元気な声を聞くとホッとする

主に会話は血圧、腰痛、白内障

それに親戚の愚痴

身体の事になると悲観的で

しんどいを繰り返す母

けれども母の嫌いな親戚の話になると

途端、どこにこんなエネルギーが

あったのかと思うくらいに

声に張りも出てくる

血圧さえ心配なければ

心おきなくいつまでも聞き役に徹するのにね

そんな母が今日はいつになく元気がなかった

このところ血圧が高めで

このままの状態が続けば

少し強い薬に変えると医師に言われたそうだ

数年前の年末に血圧の薬を変えた事があった

同じ医師だった

その薬が効きすぎて

副作用の心不全をおこした母

ちょうど姉と私の家族が帰省していたので

年末ギリギリに救急診療に連れて行った

そこで即、入院となった

その事が母の頭をよぎったのかもしれない

「私なんか、何にも1人でできない。かといってお迎えは来てくれない。困ったわぁ」

そんなことないよ、お母さんの年で

自分で車を運転して買い物や病院に

行けるのってすごいことだよ

頭もしっかりしてるし...

きれい好きで、縫い物もうまいし、

話も面白いよ....とここまで話して

ハッと気づいた

母は寂しいと別の言葉を使って言っているのだ

そろそろ、帰省の時期が来た。

今日は、いえ昨夜から息子は友達と

自転車でお出かけ。

早朝に釣りをするんだと勇んで出かけて行った

電車で行けば良いのに

電車代がもったいないのと

朝早く起きられないからって...

心配症の旦那はライトや反射板やら

オイルやら...やたらと買い込んで来て

自転車のメンテナンスに余念がなかった

部活で休みがない息子が

ここ数ヶ月乗っていない自転車

こんなにお金をかけるなら

電車で行ってくれた方が安上がりだ

と言う事で、息子が不在の朝は

お弁当の心配もなくて

ゆっくりと朝寝坊...うーんしあわせ！

ツタヤにDVDを返しに行かなくちゃ

遅くなりついでに

外でブランチをする事にした

どこか美味しくて素敵なお店はないかなぁ

ありました！

草々従っていう坂の上にあるカフェ

料理の写真をネットで見て決めた。

野菜がたくさ取れそうなランチメニュー

車でツタヤに行った帰り道なので

車で行った。車が通れなさそうな細い坂道を。

坂道を登りきるとありました。

気をつけないと見逃してしまいそうなカフェが。

古民家を使用していて、

中は意外と広々としていた。

揃いでない椅子やテーブルが所狭しと

並んでいるのにガラーンとした印象がした。

最寄りの駅から10分程の場所なので

今度来るときは電車にしよう！

Aランチを選ぶと前菜が出てきた！

少しずつ種類が多いのも嬉しかった。

メインにも野菜がたくさん入っていた。

お腹が空いていたので

写真を撮るのも忘れて完食！

野菜に気をとられてメインの焼き鯖の

味がいまいち印象に残らなかったのが

残念...野菜は新鮮で美味しかった。

食後のコーヒーを頼むと

大ぶりの茶碗になみなみと注がれたコーヒーが

出てきた。

茶碗を両手で包み込むと内側のひび割れ模様が

星、犬、キリン、等々に見えてくる

一目惚れ！この茶碗がほしい。

昨日、息子のご飯茶碗を割ってしまったからと

必要な理由も万全だ！

早速、近くにある姉妹店の雑貨屋さんに

足を運んだ。そこもカフェ&雑貨屋さんだった。

残念ながら、現品は在庫切れで2カ月待ち

嬉々として注文してしまった。

受け取りに行く時にこのカフェで

コーヒーを飲もう。

息子は、果たして気に入ってくれるかな

この茶碗を⁈